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守ろう増やそう山野草、四季を彩る植物たち

イカリソウ

イカリソウ

2010年4月27日

刈り払って5,6年経ち細い笹竹が再び繁茂した藪の中に埋もれているのを発見、久し振りの新種発見に心躍る。花は真っ白、大きく碇を張り出したスクラップを掻き集める機械のよう。園芸店でしか見たことがない重要保護種で千葉県ではCランク。


イチヤクソウ

イチヤクソウ

2006年6月 4日

2006年発見以来毎年新株を見つけ計4群30株。千葉市B級保護種。
見付け方は林床を真上から凝視しつつ歩くと雑草の隙間から白い花がちらちら見える。菌根食物だけに葉数少なく花時で無ければ発見は困難、しかも毎年咲くわけではなく下草に埋もれてしまうのでしっかり目印を立てておかないと刈払いの犠牲になる。
新たに刈り払った所に毎年発見され発生地は10箇所になった。


ウメガサソウ

ウメガサソウ

2008年6月 7日

2008年6月4株発見。千葉県C級、千葉市A級保護種。
コナラ、シラカシの高木が混生し少し暗目の林内で周囲にシュンランが散在、同じ科のイチヤクソウの塊りとかオオバノトンボソウも近くに存在する菌根植物の多い場所。
刈り払い後6年経っても笹葉が優勢でキヅタが這い回り落ち葉も厚い林床で、10㌢程度の植物が生えるには厳しい条件に違いない。常緑種だから再下刈りや落葉掻きしようにも危険の方が大きい。


エビネ

エビネ

2007年4月21日

半径5m範囲に約100株自生、厳重な管理により盗掘から守っている。
各個体に番号札を付けるとともに保存会員宅から見通せるように刈払い、監視カメラと人感センサーを設置し不審者を見掛けたらすぐ駐在所に通報し森林法違反で取り締まってもらう体制をとっている。
各個体の開花結実状況なども記録し、笹竹を刈り払った効果や場所別の生育推移をフォローし今後の繁殖活動に役立てる。


オオバノトンボソウ

オオバノトンボソウ

2006年7月 1日

2006年7月最初の1本発見、2008年には20本に増加、どんどん増えそうな勢いがあり期待している。
1本発生すると必ず周囲に広がるので下草の下も注意すると1枚葉の状態で生え出ているのが見付かる。よく刈り払う作業路などにも出てくるので要注意。
花の姿がトンボかオタマジャクシかユーモラス、千葉市レッドリストB級だが面白植物ランクがあればA級にしたい。


オニノヤガラ

オニノヤガラ

2008年6月 1日

2008年6月この山で始めて出現の種。高さ80㎝で矢が突き刺さっているような姿を発見した時は何かの目印にシノダケを差し込んだものと思ったがよく見ると枯葉に見えたのは花。
前週は気付かなかったから1週間のうちに伸び花咲かせたとすれば驚異的な成長速度、こういうのは根っ子が空っぽになるほど養分を注ぎ込むらしいので来年も生えてくるのか分からない。
ただナラタケからもらう養分で育つらしいからそのキノコも周辺に発生するはず、それを今秋には頂くことにしよう。


カラタチバナ

カラタチバナ

2007年10月13日

2007年15株発見、千葉市Aランク保護種。
江戸時代にブームになり乱獲や取引の過熱を防ぐため幕府から禁止令が出たほど、それだけに現在見ても見事な姿に感動。
同種のマンリョウより小型で掘り取られ易く現在でも盗掘で激減している。この山では管理番号を付けフォローしている。


キツネノカミソリ

キツネノカミソリ

2008年8月13日

意外な所で大発見、北斜面の笹薮内に5,60株。背高の篠竹を刈り払った跡に繁殖したらしい。
ここは下の公園からよく見える場所、明らかに掘った穴があるので盗掘されている。
笹竹を刈ると尚見えるのが気に掛かるが斜面一面に咲き誇れば見事になるはず、そうすれば逆に盗掘も無くなるのではないか。
毎年花茎が出る直前(7月上旬)に笹刈りをして環境整備していく予定。


キンラン

キンラン

2007年4月30日

森を明るくする花、気分を明るくする花、天敵人間が盗らなければどんどん増える。
この山では各個体に番号を付け保存会員がパトロールし厳重に守っている。その結果2007年20株、2008年50株。これだけ増えると林内どこに居ても視界に入り嬉しくなる。


ギンラン

ギンラン

2006年5月 3日

2006年笹竹を刈り払った跡に発見。幼小5㌢くらいで飯粒大の花を付け徐々に大きくなる。2008年には別な群生地も確認し40株。下草や落ち葉が払われた作業路周辺に生えるので歩行注意として目印を刺している。それが却って盗掘者から狙われる恐れがありパトロールを強化している。


シュンラン

シュンラン

2007年4月 8日

2008年現在80株存在。人が知って近寄らなければ発見は困難だが、珍種を求めて山中を徘徊するマニアがいるらしく要注意。珍種は垂涎の的らしいので山に入らせないことも含め盗掘対策が急務。盗掘は地球への犯罪なり。
生育環境は落葉樹林が好適、林内を暗くする照葉樹は不適、ここでもシラカシが大木化している所は不適に向かっているので移植も必要か。


センリョウ

センリョウ

2010年12月24日

久し振りの新しい木の実発見。杉林を毎年のように刈払っていると赤い木の実を発見し寸での所で機械を止めて見るとセンリョウ。赤い実が無かったら切っていた。この山には十両、百両、万両はあったが千両は発見できなかった。これで全金種?が揃った。


チゴユリ

チゴユリ

2008年4月29日

南端作業道沿いオオバトンボソウの近くに群生しているのを発見。ナルコユリなど似たものに紛れて見落とされてきたが、今回先端の花が決め手になった。道の刈払いが頻繁に行われてきたのが復活に繋がったと思うが反面刈り払ってしまう危険もあり非常に保護が難しい。千葉市レッドリスト:Cクラス


チダケサシ

チダケサシ

2003年7月 5日

これ一群だけだが毎年本数が直径50㎝の株に成長。周囲の樹木が繁って木漏れ日が頼りだが毎年コナラ間伐して照度改善効果が大きい。
暗い林内で木漏れ日に光る薄ピンクの花房は高原で見る姿とはまた別な引き付けるものがあり、吸密昆虫が絶えずやってくる。


ツクバキンモンソウ

ツクバキンモンソウ

2007年4月14日

3年前1株から2007年20株ほどか、爆発的に増えた。落ち葉に埋もれやすく見つけては除いて光を受けるようにしている。2008年には新たな所に飛び火している大株を発見。
千葉市B級保護種


テリハノイバラ

テリハノイバラ

2006年6月25日

断崖途中に咲いている野生のバラで花が大きい。2006年発見の希少種。根は林内にあるがツルは崖から垂れて地面に接した所で根を生やし前進基地としさらに下に伸びていく。日光を独占している天然の懸崖バラと言うだけでなく崖地緑化の先駆者的役割。
花を見るにはロープで懸垂下降するか崖の端からを30mほどトラバースしてたどり着く。


ヒガンバナ

ヒガンバナ

2007年9月22日

あぜ道等に多く植栽されているが、落葉樹林内でも冬には豊富な日照が独占できるので適地と言える。
偶然何かにくっついて持ち込まれたもので自生では無いが林内に赤い花は珍しく大事にしている。
同じ仲間キツネノカミソリの群生地もあり派手な花が林内を彩ってくれる。


ホタルカズラ

ホタルカズラ

2006年4月30日

下草の下で着実に這い広がっている。春開花している時でなければその様子が分からない。繁殖範囲は広いが中心部に開花するものは無く周囲に拡大中のものが元気。
千葉市Cランク保護種


マヤラン

マヤラン

2006年7月22日

2007,2008年各1株発生。環境省絶滅危惧種に入っており、千葉県が北限というから超貴重種。同じ場所には生えず新たな草むらに出るので発見し難く見逃している可能性高い。


ヤブコウジ

ヤブコウジ

2007年11月16日

10㌢以下の小木なので常に下積み、それでも強いのか探すと結構多くどこにもある。手頃なため盗掘犯に注意すれば増殖が期待される。


ヤマツツジ

ヤマツツジ

2007年5月 5日

従来から人に掘り取られる運命にあったが、それが無くなっても成育環境の悪化で枯れてしまうものが続出している。明るい場所への移植や、新しく芽生えたものを見つけると周辺整備に努めている。


ヤマユリ

ヤマユリ

2004年7月21日

ヤマユリの好きな場所1番が杉桧の下、2番は落葉樹、3番が草原という調査結果がある。
確かに杉桧の混じった所の繁殖スピードが早い。2007年200本


リンドウ

リンドウ

2007年11月 9日

千葉市のレッドリストではAランク保護種。
日向の植物が林内で見つけた時は「すぐ消えてしまう」と思ったが毎年大きく育つ姿に感激、間伐や下刈りで環境を整備したのが功を奏したらしい。しかし茎が立ち上がるほどの強さは無く花は地面に匍匐して咲く。